愛知県瀬戸市・尾張旭市・長久手市の着物専門店。着物・着物クリーニング・着付け教室をお探しなら「和の美あつみ」へどうぞ

こだわりの着物と帯・着付け教室 

和の美あつみ

〒489-0044 愛知県瀬戸市栄町14 (尾張瀬戸駅から徒歩3分)

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沖縄の美らKIMONO
とてもいい♪

皆さんは沖縄の着物っていうとどんなイメージをお持ちでしょうか?

あつみはオシャレ着物(カジュアル着物)を中心に扱う店なので、沖縄染織をなぜ扱わないのかと問屋や取引先からよく言われてきました。

いいのは分かっているんです。特に和の美あつみのお客様には紅型の帯なんかは絶対におすすめしたいアイテムです。紅型独特の鮮明な色彩は、和の美あつみのシンプルデザインの着物にぴったり合いますし、何か気持ちまでぱっと明るくなるような感じがするのです。まさに染色パワー。あの鮮明な色は着物から小物や着る方まで照らすほどの魅力があります。

国内随一の染織産地「沖縄」

沖縄で驚くのは、国指定の伝統工芸品が染織関連だけでも13もあることです。他県では一つあるかどうかなので、沖縄が圧倒的に多いことが分かります。これは地理的な事情があるのでしょう。諸島と云われるとおり沖縄には有人島が47あり(無人島含めると600以上)、その島の数だけの生活と文化が育まれてきたのだと思います。久米島には久米島紬、宮古島には宮古上布、八重山には八重山ミンサーなどいろいろあります。沖縄本島だけでも琉球絣や首里織、読谷山花織などがあり、それぞれの生産量はともかく、京都に劣らないほどの染織一大産地です。

中でも今回ご紹介したいのが琉球紅型です。その紅型の美しさを一言であらわすなら、その鮮やかな色使いと配色、そしてシンプルな模様の美しさでしょう。この美しさは、沖縄の独特な地形と密接に関わっています。かつて、周囲を大国に取り囲まれた小さな王国だった琉球王朝は、戦いを避け、貿易を通じて平和を守ることに努めていました。その歴史の中で、紅型はただ自然を映し出すだけでなく、繊細さと大胆な簡略化、中国と日本の文化を融合させ、技術的にも独特の伝統工芸として発展してきています。

現代の琉球紅型の代表といえば玉那覇有勝さんです。

人間国宝の玉那覇有公氏(右)と有勝氏(左)

人間国宝を父の技を継承

玉那覇有勝さんは玉那覇紅型工房の代表であり、琉球のシンボルである首里城がある町首里で着物・着尺・帯・額物などの紅型を制作しています。お父さんは琉球紅型の人間国宝であり、「紫綬褒章」まで受賞された第一人者です。御父様のの後を継がれた有勝さんも素晴らしい作品を創り上げられる方でして、国内外において大変評価を受けています。

有勝さんは、身の回りにあるものをモチーフにした柄(デザイン)から創案され、型紙もご自身で彫られます。有勝さんのモットーの一つが「紅型らしくない作品への挑戦」です。誰も作ったことのない紅型のデザインに価値を置き、今でも案としてストックしているデザインは40~50もあるとのことです。

一昨年6月にJTA(日本トランスオーシャン航空)のヘッドカバーに採用されたのも、その挑戦から生まれたものでしょう。

JTAのヘッドカバーのデザインに採用される

有勝さんによる「若松に梯梧文様」のデザインです。「この柄の帯がほしい!」と注文が入るほど人気を誇っており、琉球紅型の世界に新しい世界を吹き込んでいます。

有勝さんのモノづくりへのこだわりと挑戦から生まれる着物と帯は素晴らしいものがあり、和の美あつみのお客様にもぜひ有勝さんの作品をご覧いただきたいとの想いから交渉を重ねて参りました。

条件は有勝さんに和の美あつみまでお越しいただくこと、この1点でしたが、2年かけての交渉が実り、来月(3月)にご来場いただけることになりました。来月ご来場の際は、有勝さんの型紙を彫る実演もご覧いただくと共に、沖縄の伝統や歴史、モノづくりへの想いを語っていただく予定です。

日が近くなりましたら改めてお知らせいたしますので、乞うご期待ください

沖縄染織 Chura Kimono展

■日程:3/7(木) 8(金) 9(土)

■会場:和の美あつみ(瀬戸市栄町14 ※瀬戸蔵の前

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