愛知県瀬戸市・尾張旭市・長久手市の着物専門店。着物・着物クリーニング・着付け教室をお探しなら「和の美あつみ」へどうぞ
着物クリーニングの基本である丸洗いのご紹介です。
丸洗いとは、着物を解かずにそのままドライクリーニングをする方法なのですが、当店ではドライクリーニングをする前に、汚れが付きやすい衿や袖、裾などを中心に、熟練職人が手洗いを行っていきます。
この手洗いの段階で、汚れの60~80%ほどを落としていくのですが、この作業を行うかどうかで、汚れの落ち具合が違って参ります。
また、着物を洗った後は、乾燥の工程に入りますが、多くの着物クリーニングが着物専用の乾燥機で乾かしていくのに対し、当店では自然乾燥法を取り入れております。着物をいたわりながらも、風合いを残していくためには、この自然乾燥法がもっとも良いと考えております。
洗いの作業前、着物がクリーニング溶剤により、色落ち・金箔落ちなどの現象が起きないか、部分的なテストをします。ドライクリーニングの前に、袖口や衿、裾など汚れやすい箇所を特殊なブラシで手洗いします。着物の種類や状態に合わせてブラシの加減をし、汗やホコリなどを吸収しているところは、すべて丁寧にもみだします。当店では最も重要な工程の一つとして考えています。
手洗い・ドライクリーニングの後、専用室にて乾燥させます。この専用室は、1年中24~26度の温度設定をされており、低温で一昼夜ゆっくりと乾燥をさせます。干す際には着物の形を崩さないように一枚ずつ物干し竿に吊るします。そうすることでクリーニング溶剤の匂いを完全に飛ばし、ふわっとしたソフトな仕上りに近づけます。低温による乾燥法は着物にとっても優しいため、効率は良くないですが、当店では今後もこの自然乾燥法を大切に守っていきたいと考えています。
汚れ落としや乾燥の工程をすべて終えた後は、仕上げになります。専用のアイロンにて着物のシワが残らないよう、丁寧にかけていきます。仕上げは、着物に直接アイロンをあてずに、1~2㎝と紙一重の間合いを保ち、蒸気の熱で形を整え、着物に本来の風合いとふくらみを蘇らせます。更に、当店では他店ではあまり行わない裏地のプレス仕上げも。この手仕上げで、風合いが決まるため、当店では熟練職人のみがこの工程を担当しております。
平日はお仕事で忙しいという方のために、土日もご相談を受け付けております。
お客さまとの対話を重視することがモットーです。お客さまのお話にじっくりと耳を傾け、時間をかけて丁寧にヒアリングいたします。
弊社では、お客さまにご納得いただけないままお手続きを進めるようなことは一切ございません。一つでもご不明点がございましたら、お気軽にお申し付けください。